2011/05/31(Tue) 07:20:47 [INFORMATION]
US 2011 TOUR EQUIPMENT
LOUDNESS US TOUR 2011 にて使用された機材レポートです。
ツアー初期の頃はアンプにMarshall JVMのヘッドが使用されていたのですが、途中からFRYETTEのパワーアンプが採用され、以下のような構成となっているようです。
全体的なイメージは国内でのライブで長年お馴染のものと近いのですが、実はラックの中身および足もとも含めた仕組みは大きく異なるものとなっています。
まず、ラックの中身ですが、ラックの上にはパワーアンプのFRYETTE Power Amplifier 2902 (KT-88)が置かれています。
その上に乗せられているのは、BOSS GT-10です。
ラックの中には、上から順番に
MOTU Midi Time Piece AV
Marshall JMP-1 × 2台
PROVIDENCE PEC-2
Korg DTR-2000
各種コンパクトエフェクト(詳細は別途記述)
FURMAN AR-1215 100V用安定化電源
FURMAN P-1800 PF R 120V用安定化電源 (日本国内未発売品)
となっています。
ラックの中段にはコンパクト系エフェクトを収納する棚がありまして、
Marshall Guv'nor (Made IN UK)
Roger Mayer Axis Fuzz
Roger Mayer Voodoo Vibe+
ADA Flanger
Eventide TimeFactor
といったものが置かれています。
これらは、PROVIDENCE PEC-2のループに接続されていまして、足元設置のフットスイッチからMIDI経由でプリセットを切り替える仕組みになっています。直列配線ではなく、また使用時以外はバイパスすることで信号ロスを極力抑える仕組みになっています。
また、エフェクトの電源についてはギターテク長澤氏のプライベートブランド「Soul2Soul」のPower Distributor "9+"を利用して、2系統の安定化電源により歪み系とそれ以外とを分けることで極力干渉を防いでいるそうです。
更に、Soul2Soul Audio Relay IOを利用して、エフェクト利用時以外はPROVIDENCE PEC-2すらバイパスすることで、JMP-1へのダイレクトな信号入力を実現しているとのことです。
以下、ギターテク長澤氏のコメントです。
-----------------------------------------------------
今回の焦点は、Audio Relay IO(長澤自作、画像中段左のブラックBOXです)でコンパクトエフェクタを使用しない時はPEC-2本体を通らないでこのIOのリレー接点1カ所のみで済みます。
リレー自体も数多く存在しますが、各メーカーや仕様でまったく音が違います。
高崎さんの好みの出音になるよう吟味した物を使いました。
ブラットショウやピートがやっていた各々のプレイヤーに合わせたシステム構築です。
これで極力ダイレクト感をスポイルする事なくプリアンプへ到達できます。
この手法を取り入れている人は相当まれです。
こういった商品が一般市場には存在しませんので普通は不可能なプランです。
また、足下を簡素化したいと以前より考えていましたので一からニューシステムを構築するにあたりこの手法を導入できました。
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ラックの上に置かれているBOSS GT-10と、パワーアンプのFRYETTE Power Amplifier 2902 (KT-88)です。
FRYETTEは、VHT Amplification社がSteven Fryette Design Inc.と社名変更したものです。
クオリティ&信頼性は実績充分なものです。
(90年代後期のライブでは、RM6550の代替としてVHTが使用されたライブもあった記憶が…)
コンパクト系エフェクトをラック収納したため、足元はシンプルになっています。
CAE WAH MC404
Roger Mayer Voodoo1
Rocktron All Access
Musicom Lab EFX MK2
となっています。
Voodoo1は、OFF時でもバッファ効果を狙って採用されているとのことです。
足元のスイッチでMIDI経由でコントロールを行うわけですが、今回は2系統に分かれています。
All AccessでJMP-1とGT-10をコントロールし、Musicom Lab EFX MK2ではラック内PEC-2をコントロールしているとのことです。
オペレーションとしては従来の国内仕様の足元と同様な使用感でありながら、ラックに集約したシステムとすることで一段とクオリティのアップしたシステムになているようです。
※情報提供 長澤氏 ありがとうございました。
全体的なイメージは国内でのライブで長年お馴染のものと近いのですが、実はラックの中身および足もとも含めた仕組みは大きく異なるものとなっています。
まず、ラックの中身ですが、ラックの上にはパワーアンプのFRYETTE Power Amplifier 2902 (KT-88)が置かれています。
その上に乗せられているのは、BOSS GT-10です。
ラックの中には、上から順番に
MOTU Midi Time Piece AV
Marshall JMP-1 × 2台
PROVIDENCE PEC-2
Korg DTR-2000
各種コンパクトエフェクト(詳細は別途記述)
FURMAN AR-1215 100V用安定化電源
FURMAN P-1800 PF R 120V用安定化電源 (日本国内未発売品)
となっています。
ラックの中段にはコンパクト系エフェクトを収納する棚がありまして、
Marshall Guv'nor (Made IN UK)
Roger Mayer Axis Fuzz
Roger Mayer Voodoo Vibe+
ADA Flanger
Eventide TimeFactor
といったものが置かれています。
これらは、PROVIDENCE PEC-2のループに接続されていまして、足元設置のフットスイッチからMIDI経由でプリセットを切り替える仕組みになっています。直列配線ではなく、また使用時以外はバイパスすることで信号ロスを極力抑える仕組みになっています。
また、エフェクトの電源についてはギターテク長澤氏のプライベートブランド「Soul2Soul」のPower Distributor "9+"を利用して、2系統の安定化電源により歪み系とそれ以外とを分けることで極力干渉を防いでいるそうです。
更に、Soul2Soul Audio Relay IOを利用して、エフェクト利用時以外はPROVIDENCE PEC-2すらバイパスすることで、JMP-1へのダイレクトな信号入力を実現しているとのことです。
以下、ギターテク長澤氏のコメントです。
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今回の焦点は、Audio Relay IO(長澤自作、画像中段左のブラックBOXです)でコンパクトエフェクタを使用しない時はPEC-2本体を通らないでこのIOのリレー接点1カ所のみで済みます。
リレー自体も数多く存在しますが、各メーカーや仕様でまったく音が違います。
高崎さんの好みの出音になるよう吟味した物を使いました。
ブラットショウやピートがやっていた各々のプレイヤーに合わせたシステム構築です。
これで極力ダイレクト感をスポイルする事なくプリアンプへ到達できます。
この手法を取り入れている人は相当まれです。
こういった商品が一般市場には存在しませんので普通は不可能なプランです。
また、足下を簡素化したいと以前より考えていましたので一からニューシステムを構築するにあたりこの手法を導入できました。
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ラックの上に置かれているBOSS GT-10と、パワーアンプのFRYETTE Power Amplifier 2902 (KT-88)です。
FRYETTEは、VHT Amplification社がSteven Fryette Design Inc.と社名変更したものです。
クオリティ&信頼性は実績充分なものです。
(90年代後期のライブでは、RM6550の代替としてVHTが使用されたライブもあった記憶が…)
コンパクト系エフェクトをラック収納したため、足元はシンプルになっています。
CAE WAH MC404
Roger Mayer Voodoo1
Rocktron All Access
Musicom Lab EFX MK2
となっています。
Voodoo1は、OFF時でもバッファ効果を狙って採用されているとのことです。
足元のスイッチでMIDI経由でコントロールを行うわけですが、今回は2系統に分かれています。
All AccessでJMP-1とGT-10をコントロールし、Musicom Lab EFX MK2ではラック内PEC-2をコントロールしているとのことです。
オペレーションとしては従来の国内仕様の足元と同様な使用感でありながら、ラックに集約したシステムとすることで一段とクオリティのアップしたシステムになているようです。
※情報提供 長澤氏 ありがとうございました。