2009/09/09(Wed) 12:21:13 [INFORMATION]

CLASSIC LOUDNESS LIVE 2009 THUNDER IN THE EAST
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2009年09月05日、『CLASSIC LOUDNESS LIVE 2009 THUNDER IN THE EAST』と題されたライブが、東京 中野サンプラザで行われました。
今年から"CLASSIC LOUDNESS LIVE 2009"としてシリーズ化されたライブツアーも今回で3回目、なんと今回はアルバム『THUNDER IN THE EAST』を主題としてアルバム収録曲の全曲を披露するとのこで、「これはただごとではないライブになりそうな予感…」ということで、ツアー最終日の中野サンプラザへ向かいました。
※以下の内容につきまして文章および画像の転載転用、また直接リンクは御遠慮いただけますようお願い申し上げます。
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中野サンプラザといえばLOUDNESSにとって色々な印象深いライブが行われた場所で、古くは初めてのライブアルバム『LIVE-LOUD-ALIVE』が収録された場所ですし、近年だとオリジナルメンバーで再集結したLOUDNESSの東京でのお披露目ライブが行われた場所でもありました。
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使用ギターは、ブルーとレッドのフレイム、シグネチャー、ライジングサン、
オリジナル赤ランダム、トライパルランダムの計6本がスタンバイされていました。(トライバルランダムのみ異なるチューニング)
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今回、『THUNDER IN THE EAST』がメインということで、ギターのチューニングも最近のダウンチューニングではなく、当時のオリジナルと同様レギュラーチューニングとなり、それぞれのギターに張られている弦も一般的な太さのものに戻されているとのこと。
併せて、アームのスプリングも、プライム系は3本、ランダムスターは2本!でセッティングされていました。
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それで、今回のライブでは事前に高崎氏のメッセージでも明かされていましたが、システムが変更されていました。
ステージ前方から見た感じでは、いつものビンテージMarshallのキャビネットを中央にセットし、その周辺に最近のモデルのMarshallのヘッドアンプとキャビネットを積み重ねて…というように見えていたと思うのですが…
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実際には…積み重ねられたキャビネットの後ろにラックがセットされ、そこにエフェクト、プリアンプ、パワーアンプがセットされていました。
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今回のシステムの変更点としては、「MIDIでコントロールするようにした」というのが一番のポイントです。
今までのシステムでは、高崎氏の足元に大きなボードがセットされ、その上に各種コンパクトエフェクトが並べられていましたが、今回のライブでは、足元にはワウペダルと、MIDIスイッチング用の"RocktronALLACCESS"のみとなっています。
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今回、ラックには上段から
Roland A-880 MIDI PATCHER/MIXER
Rocktron INTELLIPITCH ×2
Rocktron PATCHMATE LOOP 8
Marshall JMP-1 ×2
BOSS GT-PRO
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下段には2台の
ROGERMAYER RM6550 ×2
がセットされていました。
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実際には"A-888"と"GT-PRO"は接続されていないようでした。
(BOSS GT-10も置かれていたのですが、同様に使用されていないようでした。)
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ギターから出力された信号は、足元のワウペダルを経由して、ラック内の"PATCHMATE"へと接続され、PATCHMATEのループ内に接続された各種コンパクトエフェクトをパッチによりMIDIでON/OFFしながら経由した後、"Marshall JMP-1"、"Rocktron INTELLIPITCH"、"ROGERMAYER RM6550"、キャビネットへと出力されます。(実際にはJMP-1から2経路化されています。)
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コンパクトエフェクトを切り替える"PATCHMATE"のループ内には、
BOSS GT-5
BSM VX-T
BBE SOUL VIBE
electro-harmonix POLY CHORUS
DigiTech Whammy Pedal
が接続されていました。
従来のシステムでは、これらを足元の"PROVIDENCE PEC-1"で切り替えていたのですが、これをMIDIにてリモートコントロールすることにより、エフェクト類をラック内にセッティングすることができるようになりました。
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さらに!お気づきの方もいらっしゃったかと思いますが、実は演奏中にギターテク担当の方が、もう1台ある"Rocktron ALLACCESS"で高崎氏に代わりプリセットを切り替える場面が多々ありました。
(ソロのハモリなどをハーモナイザーで再現する部分などで目立っていました。)
※ギターテク担当氏の足元にセットされている"Rocktron ALLACCESS"。
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そして実は…今回なんとビックリな秘密が隠されていたのですが、お気づきになられた方はいらっしゃいましたでしょうか?
(私は高崎氏から教えていただくまで、まったく気づきませんでした…)
毎度おなじみのビンテージMarshallのキャビネット以外にも積まれたキャビネット、すべてダミーかと思いきや、なにやら電源も入っているヘッドがあったり、ステージ向かって一番左のキャビネットにはマイクがセットされていました。
実は、山下氏の足元にON/OFFスイッチがあり、主にギターソロ部分などで山下氏がパチっとONにすると、ベースの信号がMarshallのJVMのヘッドを通って一番左のMarshallキャビネットから出力されていたんだそうです!
いやはや気がつきませんでした!
全体的なサウンドの厚みに一役買っていたんだそうです。
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ということで、『CLASSIC LOUDNESS LIVE 2009 THUNDER IN THE EAST』いかがでしたでしょうか?
まさか2度と聞けないと思っていた曲の数々、当時と同じような素晴らしい演奏を体験することができ、不滅のLOUDNESSを体感することができたのではないでしょうか。
これからも「Theme Of Loudness Part II」のように永遠でありますように…。