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聴きました!!!



ホームページ作成担当の新井です。
いち早くLOUDNESSの最新作『THE EVERLASTING 魂宗久遠』を聴かせていただくことができました。
(完成形ではなく、あと少し手を加えられる前のものですけど…)

「とんでもないものを聴いてしまった…」
正直、初めてコレを聴いた時の率直な感想です。

樋口さんの"遺作"として遺された音を元に作り上げられた今回のアルバム。
いくらテクノロジーが進歩したからとはいえ、
いったいどんな仕上がりになるのか?と思っていたのですが、
出来上がった楽曲を聴いてみれば、
まるで目の前で樋口さんが叩いている姿が思い浮かぶくらい、
もうそこにあるのは"樋口・高崎・二井原・山下"の4人のLOUDNESSそのもの。
見事な完成形に驚くばかりです。

アルバム制作では、楽曲の原型を高崎さんが考え出して、
そこに当てはめられる樋口さんの音のピースを見つけ出して…
といった作業パターンで進んでいったものと思われるのですが、
そこに掛けられた手間と時間は想像を絶するものであったと想像することができます。

この"あたりまえのようにLOUDNESS"な音を聴いて思うことは、
きっと曲作りの段階でのアレンジの時、
または実際のドラムパートのフレーズを組み立てていくときに、
「樋口さんだったらきっとこう叩くだろう…」という、
長い長い間、LAZY~LOUDNESSで一緒に音楽を作ってきた
高崎さんの視線から見た樋口さんのドラムプレイが、
目を閉じた頭の中のイメージでは今でも明確に作り続けられていて、
それを樋口さんに代わって高崎さんが実体化させる作業をした…
勝手な想像ですけど、そんな風に思えてなりません。
それは"生き続けている"、そういうことだと思います。

アルバム全体としては、ところどころにニヤリとさせられる部分も多数で、
これぞLOUDNESSの音!に仕上がっています。
新しいとか古いとか、過去とか現在とか関係なく、
カッコいい音ってこういうヤツ!というバイブルのようなアルバムです。
流れとして、最近の作品では「RACING」「BREAKING THE TABOO」「METAL MAD」で
形として現れてきていた"原点回帰"のような流れがあるとするなら、
今回の「THE EVERLASTING」で、より大きなものとなって結実したといえると思います。
けして奇をてらったものとかではなく、
ベーシックなんだけれども、でも随所でひと捻りあって、
そのバランスが絶妙です。

失礼な言い方を覚悟で書けば、
こんな音を作り出せる才能とモチベーションに感服です!

01. HIT THE RAILS!
怒涛のファストナンバー。
メインのソロは左右に振り分けられた構築されたもの、
エンディングのソロではフィンガーピッキングのソロがハマってます。

02. FLAME OF ROCK
ライブで合唱間違いなしの王道ロック。
こういうキャッチーな曲はまさに真髄です。
指から煙が出そうな燃えるギターソロの後のドラムの音で泣けます。

03. I WONDER
こっ、こっ、これは?!?!
反則チョーク攻撃ギリギリです!
隠された秘密に将来のLOUDNESSへのエクスキューズがメッセージとして届けられています。
「大丈夫!」って声が聞こえそうです。

04. THE EVERLASTING
霧がかかった暗闇をイメージさせるクリーンなアルペジオから一転、
思わず弾いてみたくなるギターリフが絶妙です。
そして、そこに乗るものは…もしかしてバンド史上初!でしょうか??
ギターソロは是非スコア化していただき完コピに挑みたくなるものです。

05. LIFE GOES ON
甘くスイートなLOUDNESSの一面をうまくコラージュした1曲。
勢いだけではない大人なバンドの音って感じです。
バリエーション豊富なギターのオーケストレーションが心地よいです。

06. LET IT ROCK
「それ行け!」って言われているようなロックアンセム。
"4人"のメンバーで演奏しているシーンがイメージできる
そんな曲です。

07. CRYSTAL MOON
怪しい異空間に入り込んだような錯覚を覚える曲。
妄想・狂気・恐怖って感じでしょうか。
セカンドアルバム「DEVIL SOLDIER~戦慄の奇跡~」あたりにありそうな、
でも今のLOUDNESSなら…って感じです。

08. CHANGE
お、重い…です。
重心を腰の下、膝のあたりまで持って行って聴きたい曲です。
これを携帯プレーヤーで聴けば、満員電車も我慢できそうな感じです。
こういうソロを実はライブでも完全再現してたりなわけですけど、
コピーするととっても難しい、ってか無理!って世界のものです。

09. ROCK INTO THE NIGHT
実はアルバム収録曲中でいちばん短い曲なんですけど、
ガンガン振り落とされる鋼のハンマーで破壊されつくされちゃう、
そんな勢いに満ちた曲です。

10. I'M IN PAIN
不思議なイントロから始まり、重く広がりのある音は、
最近5、6年のLOUDNESSの音って感じです。
途中、「え、えぇ~っ!!!えっ??」って一瞬があって、
これはアルバム買ってのお楽しみ!ということで。
後半は、情景が一変、破壊されつくされて燃え尽きます。

11. THUNDER BURN
カテゴライズするとしたらへヴィメタルではなくて、
LOUDNESSとしては異質のタイプかもしれませんけど、
でもこんなナンバーを生み出すバンドの深さを思い知らされる曲です。
クチャクチャ粘ったワウがたまりません。

12. DESPERATE RELIGION
鋼鉄の重い扉を開けて進んだ世界は…
ズボンのベルトをきつく締めてしまった時のような苦しさに満ちていた…
…すいません、あまりにも素晴らしいアルバムに聴き入っていて
だいぶ壊れかけてます…。

これは…本当に早くたくさんの方に聴いていただきたい!アルバムです。
この1年あまりの出来事、想い、それらをすべて凝縮して固まりにして
圧縮されたものを一気に解き放ったパワーの力強さ…
そんな音があふれています。
世の中すべてのものは永遠ではないんだけれども、
でも生き続けるものはある!そんな答えが詰まってます。
この音を届けてくれるLOUDNESSに"ありがとうございます!"としか言えないです。
そしてこれを聴いた今は、それが永遠であることを願うばかりです。


THE EVERLASTING 魂宗久遠
2009/05/27 release
\3,000円
徳間ジャパンコミュニケーションズ
TKCA-73431

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